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トップページの作り方は、検索エンジンで「社名」ではなく、キーワードで検索される企業の場合、大きな制約を受けます。それは、見栄えのまえに、検索エンジンのロボットが上位に登録してくれる「レイアウト」を優先しなければならないからです。国内検索の有力エンジンであるGOOとGOOGLEでキーワード検索して30位以内に表示されない場合、検索エンジンから貴社のホームページに 辿り着く事は、稀でしょう。
トップページのレイアウトには様々なタイプがありますが、どれを使ってもE−コマースが成功する訳ではありません。そのタイプの中で検索エンジンで上位(できれば1位)に登録されるタイプのものを選ばなければ、どんなに見栄えの良いトップページを作っても結果には結びつきません。レイアウトの選択は、ユーザーに分かりやすく整理された情報を提供するだけでなく、検索エンジンの登録順位算定基準に合致したものでなければなりません。
トップページへのアクセス数が増えてきたら、次は初めてアクセスされた方にサイトの全体像を分かりやすく簡潔に伝える必要があります。そのホームページの中に必要な情報があるかどうかを調べる時、アクセス者はいくつのサイトをクリックするでしょうか?仮に、トップページに10のリンク先があるとしても、クリックされるのはせいぜい1〜2サイトにしか過ぎません。ずべてのサイトをクリックして、初めて全体の内容がわかるような作り方の場合、断片的な情報だけでサイト全体が評価されてしまう恐れがあります。「アイテム毎に情報をきちんと整理していても、意外と見て貰えていないのが、実状です。」
必ずクリックされるであろう位置に、ダイジェスト版的なサイトをリンクしておいて、短時間で大まかな内容が分かるようにする事が必要です。サイトマップのようなものにコメントを付け加えてもいいですし、文章の形で各サイトのエッセンスを集大成したものでも、いいと思います。
検索エンジン経由のアクセス者は、キーワードでヒットした他のホームページも比較のため必ず見る訳ですから、ひとつのホームページに与えられている時間は、ごく僅かなものです。トップページで最初にクリックしたサイトの内容で勝負は決まります。細心の注意が必要です。イープレスのご契約先でも、同様なケースが数多く見られます。ダイジェストサイトを設置することにより、資料請求やお問合せが大幅にふえています。ホームページ全体のサイトのアクセス数を調べると分かりますが、ダイジェストサイトの閲覧率が、最も高い値を示します。
言い換えますと、初めてアクセスされた方は、個々のサイトを全部見なくてもひとつのサイトで全体が分かるようなホームページを要求している、という事です。
ホームページのレイアウトや与えるイメージ、全体的な使いやすさの評価は、提供する側ではなくアクセスされた方の反応がすべてを物語ります。トップページにアクセスされた方が、どのような行動を とられたかを調べる事によって、修正をする必要があるかどうか?修正するとすれば、どの部分を修正すべき、等が明確になります。
実はホームページ管理のなかで、この部分が雌雄をわける最も重要な作業なのです。他の作業は比較的うまく行っていても、この作業がおろそかになると、最終的な顧客の取り込みに支障を来すことになります。
トップページにアクセスカウンターを付けて、「毎日アクセス数をチェックしているから大丈夫」、とお思いの方、貴方はそのうち何人の方が商品説明サイトを見て、何人の方が会社案内を見られたかご存知ですか?申込みサイトまでいっているのに、そこでUターンしてしまわれた方が何人いるかご存知ですか?この分析をしないで、主観やセンスでHPを評価する事は、致命的な「裸の王様」になりかねません。下記は弊社契約先の一例ですが、1週間のアクセス集計の一部です。
●トップページ:995
●商品仕様:548
●会社概要:329
●ご注文方法:55
●実際のご注文:27件
●お問合せ件数:6件
このホームページの課題点はどこにあるでしょうか?
トップページには問題はないようですが、商品仕様のサイトおよび ご注文方法のサイトの内容に不備があると思われます。
通常、申込みサイトまで来ても迷ってしまい、50%はUターンして しまうというデータがありますが、ここで取りこぼさない事が、受注に結び付ける大きな分かれ目です。
「相手が全く見えない」ホームページを使って売り上げを確保してきた企業の共通点は、データを100%活用して、作業結果をデータでしか評価しないというウェブ管理者の姿勢の賜物なのです。
SEO対策(検索エンジン上位登録)でいくら上位登録を実現しても、それだけではビジネス的には「待ち」の受注活動にしか過ぎません。マイナス成長の今日、業種の如何を問わず「攻め」の営業活動が、ウェブビジネスにも大変重要です。通常、メールは電話と同様お客様とのコミュニケーションの手段として使用されますが、メールだけで受注まで繋げている企業群があります。ホームページも勿論公開していますが、重要な情報提供はメールで行い電話とメールで受注を受けるようにしています。
商品・サービスによっても多少違いますが、E−コマースで成功している企業は、お客様の受け皿としてインターネットによる申込みより、電話やメールを重要視しており、またオーダーの平均約65%は電話によるものだというデータがあります。これは次回の「ウェブビジネスとリアルビジネスの共通点と違い」でも触れますが、メールはホームページの一部ではなく独立した通信機能だと言うことです。メールマガジンがそのいい例です。イープレスのご契約先に「有料の株価情報提供サイト」がありますが、ホームページは会員向け、新規開拓はもっぱらメールを利用しています。
メール登録された方に、一定の間隔で情報を提供して着実に会員獲得に成功しています。「マーケティング」の仕事に携われた方ならお分かりのように、この一定間隔がウェブビジネスには最も大事な要件なのです。情報を送る時のポイントは、「詳細はhttp://www.****」としないで、極力メールの文章だけで分かるような内容にすることです
潜在顧客のメールアドレスを収集できれば、仕事の60%は達成されたといっても過言ではありません。アクセスして来られたゲストの方々にメール登録していただくか、様々な方法で接点がもてるように工夫して「攻め」の営業活動の準備をしてください。
消費者の心を満足させる商品やサービスを提供するために、従来用いられていた経営手法は、インターネットの登場で大きく様変わりしました。ノーリスク・ハイリターンの代名詞でもあるホームページを利用したビジネスが花盛りです。しかし、大多数の参入企業が、ノーリスク・ノーリターンの憂き目にあっています。実際にインターネットである程度の成功をおさめている企業のトップにお会いしますと、意外な答えが返ってきます。
「インターネットである程度の成功をおさめたが、インターネットという通信手段だけを使っていたならば、この成功はなかっただろう」というものです。最終的にお客様になっていただき、長い信頼を得るためにはインターネットの利用が効果的な面と、人の手に寄らなければ難しい面とがあります。旅行関連でメジャーなサイトを運営しているあるベンチャー企業のオーナーは、「ウェブビジネスで成功する最大の秘訣は、人の心をつかまえるためにインターネットは何ができるかを考えているうちに、現在のシステムがおのずと出来上がってきた。」と述べられています。
従来の経営手法のなかで、インターネットに任せたほうが効率があがる部分をホームページを使って代用するシステムが、最も確実で消費者の心をつかまえやすいようです。インターネットだけを使っても成果があがる業種も勿論あります。安売り航空券やチケット販売など価格だけで競争力をもつ業種の場合は、90%以上をインターネットシステムに依存しています。
しかし、大多数の企業は、商品・サービスの優秀性や企業そのものをアピールしていかなければ消費者の信頼はえられない業種です。安売りチケット販売のサイトと同じようなシステムを組んでいては、ノーリスク・ノーリターンの結果になってしまいます。
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